伝染性紅斑(りんご病)
一般的には「りんご病」と呼ばれていますがパルボウイルスB19ウイルスによる感染症です。中学生くらいまでに感染することが多いのですが大人も感染することがあります。頬の紅みや腕・足、体にレース状の紅みがでます。ほとんど軽い症状ですが5-15%では重い症状がでる場合もあります。基本的に皮疹が出てくるころには感染力はないので熱がなければ登園・登校には問題ありません。
頬の紅みが消えた後、紫外線があたると紅みがぶり返すことがあります。
大人になってから罹患すると風邪様症状が強く、頭痛や関節痛が出やすくなります。
伝染性紅斑の最大の注意点は妊娠中の母親への感染です。胎児水腫や流産などの原因となり、特に妊娠初期3か月以内はリスクが高くなります。お子さんが感染したら産科の主治医の先生に報告、相談してください。