スキンケアについて
夏になると汗もたくさんかき、肌の露出の機会も増えてきます。特に子供は体が成長すると、新陳代謝が激しいので汗をたくさんかき、湿疹がひどくなったり、夜中にボリボリかきむしることも……。
子供の皮膚は大人に比べて薄くてデリケート!!虫刺されや乾燥、怪我などによる皮膚トラブルに加え、ばい菌(黄色ブドウ球菌、カビ)がついて、悪化しやすくなっています。スキンケアを細めに心がけたいものです。
(生後1ヶ月〜3ヶ月頃)
お父さん、お母さんが思っているよりもずっと、人生の中で一番、脂性の時期です。
(生後4ヶ月頃〜)
脂ぽかった皮膚が急激に、乾燥に傾く時期です。
子供が持って生まれた肌の素質が出始める時期でもあります。
(チェックポイント)
- お風呂の後や着替えの際に全身のチェックができていますか?
- 首まわり、しわの間に汚れや垢がたまっていませんか?洗うときの石鹸の流しはしっかりできていますか?
- 洋服やヨダレかけは濡れていませんか?細めにかえていますか?
- 洋服や布団を着せすぎていませんか?
- 湿疹、傷のできた場所をこすって洗っていませんか?石鹸で洗ってますか?
スキンケアの仕方
(赤ちゃんの場合)
①湯の温度は40度以下を心がけて!
- 熱めのお湯になると、ただでさえ少ない皮膚の脂分がぬけて乾燥してしまいます。
- 熱めのお湯では湿疹部位のかゆみが増します。
②体を洗う際はナイロンタオルやガーゼ等でこすらない!
- こすると皮膚に刺激を加えて良くありません。お顔と同じ様に手でシワの中までしっかり洗ってください。
③流しはドレッシング等のボトルを利用してしっかり流して!
- ガーゼ等で泡のふきとりをすると、ガーゼに付着した垢がまた、シワの間にはいってしまいます。
④できるだけ早めに保湿、お薬等を塗る。(5〜10分以内)
- 洗顔直後の肌は角層に水分をしっかり含んでいますが20分程で蒸発してしまいます。蒸発する前に保湿してあげると、かなり保湿効果があがります。
- 入浴後は血流が良くなってお薬の浸透が良いです。
保湿剤を効果的に使う
自分の肌に合った、刺激のないものを選びましょう。湿度の低い冬場は白色ワセリンや油性の軟膏がよく、蒸し暑く汗をかきやすい夏場はクリームが適しています。
入浴やシャワー後など清潔にしたところで、日ごろ炎症を起こしやすい部分に塗ります。
よく使われる保湿剤
- 白色ワセリン
- 尿素軟膏
- 亜鉛華単軟膏
- ヘパリン類似物質含有軟膏
保湿の仕方
1保湿剤の役割
健康な皮膚は角層のバリア機能があり、水分の蒸発や外からの刺激をふせいでいます。
皮膚が乾燥した状態(ドライスキン)になると角層が剥がれてきてすきまができ、外からの刺激をうけて、肌トラブル(湿疹)が起こりやすい状態になります。
保湿剤は、皮膚の水分が逃げないようにふたをしたり、皮膚に水分を与える役割を持っています。
使用量の目安
軟膏やクリームは、人差し指の先から第一関節まで伸ばした量、ローションタイプの場合は、1円玉大の量が約0.5gです。この量で、およそ手の面積2枚分に塗れます。
●ティッシュが付く、テカる程度も目安です。
ティッシュが皮膚に付く、または皮膚がテカる程度も使用量の目安になります。
※ただし、保湿剤の種類によって異なる場合があります。
2入浴の仕方
①湯の温度は40度以下に心がけて!
熱めの湯になると皮膚の油分がぬけて乾燥しやすくなります。
②体を洗う際はナイロンタオルやガーゼでこすらない!
石鹸をしっかり泡だてて、お顔と同じ様に手で洗ってください。
(こすると皮膚に、さらに制徴を与えて良くありません。)
③あがった際はタオルで押し拭きをして!こすらない!
(水分が10%残っている位)
④あがったらできるだけ早めに保湿する。(5〜10分以内)
洗顔直後の肌は角層に水分をしっかり含んでいますが、20分で蒸発してしまいます。
蒸発する前に保湿してあげると、かなり保湿効果があがります。