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アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能の障害があり痒みを伴う湿疹が反復性に出現する多くはアトピー素因が関与する慢性の皮膚疾患です。アトピー性皮膚炎に関してはさまざまな情報が氾濫しており困惑することも多いと思います。
当院では日本皮膚科学会の「アトピー性皮膚炎の診療ガイドライン」に沿った科学的根拠に基づいた有効性が明らかな標準治療を行っております。標準治療は次の3点に取り組むことが大切です。

① ていねいなスキンケアを継続し清潔な皮膚や肌の潤いを維持します。
② 痒みや赤みなどの症状がある時は皮膚の炎症を抑えるために適切な外用剤による薬物治療を行います。
③ 症状を悪化させる因子を探し身の回りからできるだけ除きます。

これらのケア、治療を継続することで症状は次第に軽くなっていきます。標準治療で痒みや赤みなどの症状のない、またはあっても日常生活に支障がない状態の皮膚を維持し快適な生活をめざしましょう。

じんま疹

じんま疹はムズムズする痒みを伴う赤みをもった小さな皮膚のふくらみができる疾患です。このふくらみは消えたり、また別の場所に出たりを繰り返します。
じんま疹は5人に1人は一生のうちに一度は経験するといわれるくらいよく起こる病気です。食べ物が原因と思われがちですが、じんま疹の7割以上の方は原因がよくわかっていない突発性じんま疹です。このタイプは内服薬が効きやすいことが多いのでしっかりと治療を行い症状をコントロールすることが大切です。

かぶれ(接触皮膚炎)

化粧品や洗剤、アクセサリーに含まれる金属、植物など身の回りにあるものに反応して生じるアレルギー性皮膚炎です。原因となるものは意外に多く、気が付かないうちにかぶれを起こし、そのまま継続して使用しつづけて悪化しているケースが多く見られます。
再発を防ぐには原因から遠ざかることが必要です。当院では原因が疑われる日用品のパッチテストを行っておりますのでご相談ください。(テスト判定日程の関係で実施可能な曜日が限定されております、試験薬の準備やテスト中に使用できない内服薬などがありますので初診時は実施できません。)

水虫

水虫

水虫は白癬菌やカンジダというカビの感染によって生じます。ゆびの間が痒くなったり、じくじくしたりして市販の塗り薬を使用しておられる方も多いと思います。一見水虫のように見えてもそうでない場合(自分は水虫と思っていらっしゃる方の4割は別の病気だったという報告があります)、逆に全く気づかない状態で実は水虫だったということもあります。

私たち皮膚科専門医でも見ただけでは(視診)水虫かどうか100%の判断はできません。そのため角質の一部を採取し菌の検査をします。当院では医師と一緒にモニターで確認ができる3Zシステムを導入しています。菌の確認後、皮膚症状を考慮し外用剤による治療を開始します。

つめみずむし(爪白癬)は内服治療がファーストチョイスですが、治療中の疾患や体の状態、服用中の薬によっては選択できない場合もあります。一度ご相談ください。

にきび(尋常性ざ瘡)

にきび(尋常性ざ瘡)

ニキビは一昔前は青春のシンボルとして認識され出来て当たりまえ、皮膚科で治療するという考えは一般的ではありませんでした。しかしひどいニキビを治療しなかったり、自己流で処理したりすることでニキビ痕を残すことがあります。痕になると治療が難しくなるため早期に治療を行い、できる限り早めに炎症を抑えることが大切です。外用剤、内服薬による治療、洗顔法や生活習慣、化粧品の選び方など多方面からアプローチする必要があります。

当院は日本皮膚科学会の「ざ瘡の治療ガイドライン」に基づいて標準的な治療を行っております。抗菌剤の内服、外用、アダパレンゲルの外用を単独、または組み合わせて治療を進めます。
アダパレンゲルはこれまで治療の難しかった面皰の治療が可能となっています。乾燥が強く出る方もおられますので反応を確認しながら使用します。

通常の治療で改善が少ない場合はケミカルピーリングも行っております。ご希望の方はご相談ください。(保険外治療です)

いぼ(尋常性ゆうぜい)

ヒト乳頭腫ウイルスの感染で生じます。子どもの手足に多い病気で自分の皮膚にうつって増えたり、家族内感染を生じることもあります。

治療は液体窒素による凍結療法が標準治療です。1回で完治することは少なく複数回かかりますので根気よく治療を続けてください。特に足の裏や爪の下のイボは難治性です。治療は痛みを伴いますので小さなお子さんの場合、治療開始の時期はご家族と相談して決定します。

みずいぼ(伝染性軟属腫)

みずいぼは、主に子どもに生じる軟属腫(なんぞくしゅ)ウイルス感染症で直径1~2mmの皮膚と同じ色のブツブツです。みずいぼといわれますが水ほうではありません。ブツブツの中にウイルスの塊が入っており掻き破ったりして中身がでると周りに増えていくことが多くみられます。乾燥肌やアトピー性皮膚炎などの皮膚のバリア機能障害があると増えやすい傾向があります。水いぼの感染している皮膚が接触して他の人にうつることがあります。

みずいぼは早い場合で6ヶ月、長いときは3年経過するとウイルスに対して免疫(抵抗力)ができるため自然に治ります。(それまでは増えます)
一方、みずいぼはまだ特効薬がなく、うつる疾患であるため、自然治癒が待てない場合の早く確実な治療はピンセットでつまんで白い中身を出す捻除です。痛みを伴います。どのように治療するかは悩ましいところですが現在のところ、10個くらいまでの少数の場合は早期に捻除し、たくさん増えた場合は自然治癒を待つというのが一般的です。

とびひ(伝染性膿痂疹)

とびひは皮膚の細菌感染症です。子どもに多い疾患で水ほうやかさぶたがついた赤みが急に増えるので「とびひ」といわれています。軽い場合は外用剤だけでよいこともありますが、ほとんどは抗菌剤の内服薬を必要とします。最近では市中型MRSA(メチシリン耐性ブドウ球菌)などの薬剤耐性菌が原因のこともあり、内服薬の効果が少ない場合は細菌培養検査を行って適切な薬剤を選択することが必要です。

しみ

しみと一言でいってもいろいろな種類のものがあります。まず良性か悪性かの判断が重要です。良性であっても様々な疾患があり、それぞれに治療法が異なります。一度ご相談ください。

ほくろ

最初に本当にほくろかどうかを診断する必要があります。ほくろに似た皮膚がんもあります。気になるものは皮膚科専門医によるダーモスコピー(特殊な拡大鏡)を用いた診察をお勧めします。

その他皮膚に関することは一度ご相談ください。
当院で対応の難しい場合は皮膚科のある総合医療機関をご紹介いたします。

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